「インストリーム広告って何?」
「これから動画広告も始めようと思っている」
インストリーム広告や動画広告についてお悩みですね。
動画広告はテキストやバナー広告よりもブランディングができたりや情報量が多く素早くユーザーにサービス・商品を理解してもらえます。
この記事では、インストリーム広告3種類についてと、アウトストリーム広告、動画広告で気にしたいKPI設計について解説します。
この記事を読めば、どの広告手段が最適か明確になり、動画広告の運用を始められますよ!
YouTube広告の種類について知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
YouTube収益化条件とは?広告4種類と動画投稿までの流れ徹底解説Contents
1.インストリーム広告は動画内の広告
インストリーム広告とは何か、その特徴を2つ紹介します。
- インストリーム広告は視認性が高い
- スキップができる
それぞれ説明します。
(1)インストリーム広告は視認性が高い
インストリーム広告とは、動画コンテンツの中に挿入される広告で、ユーザーへの広告視認性が高いことが特徴です。
これから動画を見ようと思っているユーザーが見る動画内で広告が流れるため、目に触れないということがなく、また基本的に広告音声もオンになっているので訴求力があります。
後述するアウトストリーム広告とは視認性があるかどうかが大きな違いとなっています。
(2)インストリーム広告はスキップができる
インストリーム広告は、YouTubeであれば5秒でスキップできます。
スキップができるので、「訴求力が低くなるのでは?」と思われるかもしれませんが、全く見られないよりはやはり効果がありますし、全広告を視聴してもらうために5秒で「この広告気になる」と視聴者に思わせられるようなつかみが重要になります。
動画広告作成目的によって、どのようなつかみを行うかは異なりますので、例えばブランディング目的であれば、ユーザーからうざがられるようなつかみは行わない方が良いでしょう。
インストリーム広告でもスキップできない広告もありますが、基本的にはスキップできるものという認識で大丈夫です。
スキップできない広告や、YouTubeで広告配信を考えているなら、こちらの記事でより詳しく解説しているので参考にしてください。
YouTube収益化条件とは?広告4種類と動画投稿までの流れ徹底解説2.インストリーム広告3種類
インストリーム広告は動画内で流れる広告で視認性が高いということを説明しました。
ここでは、インストリーム広告の以下の種類3つを紹介します。
- プレロール広告
- ミッドロール広告
- ポストロール広告
それぞれ説明します。
(1)プレロール広告
プレロール広告は、動画の前に流れる広告です。
インストリーム広告や動画広告というと動画前に流れるというのをイメージされる方もいるかもしれません。
ーメリット
動画再生前に流れるので、ほぼユーザーに視聴される
ーデメリット
動画視聴者は、早く動画を見たいと思っているため、広告を邪魔だと感じる度合いが強い。
また、スキップ率が高くなる可能性がある。
(2)ミッドロール広告
ミッドロール広告は、動画の再生途中に流れる広告です。
ーメリット
動画再生途中だが、TVのCMと同じ感覚で、比較的許容度は高いと考えられる。
コンテンツの続きを見たいと思っているので、視聴維持率も悪くない。
ーデメリット
コンテンツ内の動画であるので、邪魔と感じられる可能性はプレロール広告同様にある。
スキップされる可能性が数字的に低いと出ていても、実はトイレに行っていたり、広告が視聴されていなかったという場合も考えられるため、効果測定の現実との乖離度が高い可能性があるため注意が必要。
(3)ポストロール広告
ポストロール広告は、動画が終わった後に流れる広告です。
ーメリット
コンテンツの妨げにならないため、ユーザーからネガティブにとらえられる可能性が低い。
ーデメリット
動画自体は終わっているので、広告に対して興味がなければ視聴されない。
または、動画のエンドロールを視聴しないユーザーには1秒もみられることがない。
3.アウトストリーム広告とは
アウトストリーム広告は、インストリーム広告のような動画視聴プラットフォーム以外で流れる動画広告です。
動画広告といえば、インストリーム広告をイメージされる人が多いと思いますが、最近ではオンラインメディアのさまざまな広告枠で動画広告に対応しています。
インストリーム広告では動画視聴目的のユーザーがターゲットなので視認性が高いのがメリットでしたが、アウトストリーム広告の場合は必ずしも動画を見ようというユーザーではないので、以下で紹介する3種類の広告形態を適切に使い分ける必要があります。
4.アウトストリーム広告3種類
ここからは、アウトストリーム広告3種類を紹介します。
- インフィード広告
- インバナー広告
- インリード広告
広告目的に合わせて適切に配信できるようしっかり理解しておきましょう。
(1)インフィード広告
インフィード広告は、SNSやニュースなどのフィード上に配信される動画広告です。
インフィード広告では、数秒(2秒以内が目安)でユーザーの興味を引けるかが重要です。
また、基本的に無音での視聴になるので、音を出さなくてもコンテンツ内容がわかるように、字幕やわかりやすさが重要になります。
ーメリット
SNSなどユーザーの使いやすいプラットフォーム上に配信されるため、動画広告が掲載されていても違和感を感じにくい。
ーデメリット
タイムラインなどの掲載なので、広告が他のコンテンツによって埋もれて流れていってしまう。
SNSによって多少広告規格が違うため、クリエイティブを配信SNSごとで調整する必要がある。
(2)インバナー広告
※画像は例です
インバナー広告は、オンラインメディアなどで通常バナーが掲載されている箇所に動画広告が掲載されるものです。
バナー広告の位置にあるものなので、基本的には音声はなく、また再生時間自体も数秒のものがループしているものが多いです。
動画の最後にクリックを促したり、インタラクティブ機能を持つインバナー広告も出てきています。
ーメリット
バナー広告なので、在庫が多く、掲載が容易にできます。
Google広告やDSPなどでターゲティングやリマーケティングもできるのでCVまで導線を作ってつなげやすくできたり、効果的に使えばかなり高い効果が見込めます。
ーデメリット
バナーがどこに出るのかがわからず、掲載箇所がユーザーにとって不快であればブランディングイメージを毀損する。
リマーケティングも何回も出てきて逆効果になるという従来のデメリットがより悪化する可能性は十分考えられる。
(3)インリード広告
※画像はイメージです
インリード広告は、記事コンテンツの中に、動画形式の広告を配信できるものです。
インリード広告を掲載できるメディアがまだそこまで多くないので、見る機会は少ないですが、例えば、不動産情報に関するコンテンツ記事の途中で、物件情報がわかるアプリの動画広告を配信するなどです。
ーメリット
記事コンテンツの途中にあるので、読者からの視認性が高い。
記事やメディアの内容によって出稿先を考えられるので、ターゲティングができる。
ーデメリット
まだ新しい広告形態なのでインリード広告を配信できるメディアなどが少ない。
3.動画広告の目的別KPI
ここからは、動画広告で重要になるKPI設定について解説します。
動画広告はテキストやバナーなど静的な広告と同じようにKPIを設定すると正しく成果測定ができません。
動画広告の運用で大切なKPIを正しく理解しましょう。
(1)動画広告のKGI(目的)を設定する
動画広告は、何をKGIに設定するかを決めることが大切です。
動画広告は、リスティング広告やバナー広告などの獲得目的だけでなく、ブランディング目的や商品認知目的での出稿も考えられるからです。
KGIを設定することで、動画広告を単にCPA(獲得1件当たりの費用)だけで考えずに、どれだけ商品認知につながっているかなどを考えることができるようになります。
動画広告では、出稿によってどういった効果を得たいのかを明確にすることから始めましょう。
(2)ブランディング目的のKPI
ブランディング目的で動画広告を出稿するときは、その動画によってどれだけ認知を獲得できたかと、エンゲージメントを得られたかでKPIを区別します。
ー認知
動画広告による商品・サービス認知を計測するには、以下のKPIを設定しましょう。
- 動画広告再生回数
- リーチ数/インプレッション数
- 総視聴時間
- ユニーク視聴者数
- ブランドリフト
ブランドリフトとは、「認知」「興味」「好み」などの定量的に測りにくい指標において、動画広告接触者と非接触者にアンケートを実施し、その差から広告効果がどれだけあったかを推量するものです。
ーエンゲージメント
動画広告によるエンゲージメント(いいね、コメント、シェア)を計測するには、以下のKPIを設定しましょう。
- 視聴維持率/視聴完了率
- エンゲージメント率
エンゲージメントを計測することで、その商品・サービスについてどれだけ興味を持っているか、どれだけのファンがいるかを測定することができます。
(3)獲得目的のKPI
顧客各時を目的とする時のKPIは以下のものをKPIに設定しましょう。
- クリック率
- コンバージョン率(CVR)
- オーガニック検索数
- リマーケティングリスト獲得数
- CPA など
獲得の場合は、他の広告と計測指標が似ていますので、広告コストに対してどれだけの顧客獲得ができているかを従来の指標で計測することが可能です。
ブランディング目的のものと合わせてどれだけ動画広告で定性的・定量的に効果があったかというのを検証し、継続的に動画広告によってリーチしていくというのが大切です。
4.まとめ
この記事では、インストリーム広告とは何か、アウトストリーム広告という別の広告も合わせて紹介することで違いが分かるように説明しました。
また、動画広告で大切な効果測定のKPIも紹介しました。
動画広告はすぐにリードに結び付くものという訳でなく、その特性上、商品認知やブランディングの確立などがKGIとして設定されることがあります。
動画広告の掲載場所や長さなど特性に応じて効果測定を行うことが大切です。
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