「商品・サービス紹介を動画で行いたい」
「旅行先での思い出を動画で残したい」
スマホで簡単にキレイに動画を撮れるようになり、様々な用途で動画を活用することが増えてきています。
しかし、伝わる動画を作るには、撮影時に押さえておくべきポイントを押さえていないと伝わらない動画になってしまいます。
この記事では、伝わる動画を作るための撮影ポイントと動画編集でのポイントを紹介します。
この記事を読めば伝わる動画を簡単に楽しく作成できますよ!
Contents
1.伝わる動画を作る4つの撮影ポイント
ここではまず動画撮影時のポイントを4つ紹介します。
動画作成には、どんな目的で動画を撮るのかということを明確にし、どういった構図でどのシーンを撮るかを決めるというのがセオリーですが、「とりあえず撮ってみる」というのも大事だと思います。
撮影時には以下のポイントを押さえると、伝わる・面白い動画が撮れるのでまずは以下のポイントを実践しましょう。
ポイント1:カメラの高さ位置を決める
伝わる動画を作るポイント1つ目は、カメラの高さ位置を決めて動画撮影することです。
どの高さから被写体を撮影するかで、被写体の印象は大きく変わります。
例えば、自撮りをする時は斜め上からカメラで撮影をするとかわいく撮れるというのがありますが、その自撮りのように、どの角度から撮影することで心理的に見ている人の印象がどういったものになるのか決まります。
ここで紹介する3つのカメラの高さ位置をどんな印象で撮りたいかで使い分けるようにしましょう。
カメラの位置はどういう風に人を撮るかという紹介ですが、ものの撮影などでも使えるポイントなので、しっかり理解しておきましょう。
ー俯瞰
俯瞰はカメラの位置を被写体の目線より上にカメラを設置して撮影します。
目線より上から撮影することで、出演者をかわいく、親しみが感じられるように撮ることができます。
YouTuberやインスタグラマーの方は、商品紹介や視聴者に語りかけるような動画では、親しみの感じられるようにこの俯瞰を使って撮影すると良いです。
ー目高
目高はカメラの位置を被写体の目線と同じ位置にカメラを設置して撮影します。
目線が同じ位置にあるので、視聴者に安心感を感じさせることができます。
普段会話するのと同じような位置からの撮影なので、簡単な報告や説明を行うときに使うと良いです。
ただし、長時間の撮影では、自然な位置ということで視聴者も飽きてしまうので、短いメッセージの場合や、長くなる場合には位置を切り替えるのがおすすめです。
ーあおり
あおりはカメラの位置を被写体の目線より下にカメラを設置して撮影します。
あおりでは、下から見上げるような目線になるので、視聴者に偉大さを伝えることができます。
セミナー動画など、視聴者より上の立場にある人からの説明の場合にはあおりを使うと良いです。
あおりの場合は威圧感も感じさせてしまうので、状況に応じて適切に使うようにしましょう。
ポイント2:動かし方を決める
伝わる動画を作るポイント2つ目は、カメラの動かし方を決めることです。
ポイント1でお伝えした通り、どの位置から撮影するかで印象が決まりますが、同じようにどう動かすかも重要です。
カメラを固定する(フィクスといいます)のは語りや説明の場合には有効ですが、イメージを伝えるには動きも重要です。
ここでは、カメラの動かし方(カメラワーク)の基本的な動きを3つ紹介します。
それぞれ状況や伝えたいものによって使い分けるようにしましょう。
ーパン
パンは、パノラマ写真のように水平にカメラを動かすことです。
横に長いものを紹介するときや、風景などの広大なもの、撮影している場所を伝えるのに適しています。
水平に動かすときには、左から右に動かすと、過去から現在の時間の流れのように違和感なく撮影することができます。
ーティルト
ティルトは、縦にカメラを動かすことです。
下から上に動かすとティルトアップ、上から下に動かすとティルトダウンといいます。
ティルトアップの場合には、未来に向かって飛躍することのように勢いを表現でき、ティルトダウンではちょっと悲しいようなうつむく表現をすることができます。
ーズーム
ズームは、ポイントに向かってカメラを拡大させることを言います。
ズームは視聴者にあるポイントを印象づけたり、強調したいときに使います。
逆にズームアウトをすれば全体感を見せることができます。
カンタンにできるので多用しがちですが、上記のポイントを押さえて必要に応じて使うようにしましょう。
ポイント3:映像を切り替える
伝わる動画を作るポイント3つ目は、映像の切り替えです。
映像を一点からのものでずっと撮るのではなく、角度やシーンを切り替えることで、商品の場合には視聴者の「ここはどうなっているんだろう」という疑問に答えることができます。また、YouTuberなどであれば映像を切り替えることでシーンのフリやオチを分かりやすくできます。
ー180度ルールを意識する
商品紹介でも、語りでも、映像を切り替えることで商品の違う魅力を伝えたり、視聴者が動画に飽きないようにすることができます。
映像の切り替えでは、正面から撮っていた映像を30度から180度切り替えて撮影するようにしましょう(180度ルール)。
インタビュー動画などでも、角度を変えた映像をいれることで視聴者のアテンションを維持することができます。
ー使えそうなカットはたくさん撮っておく
視聴者の興味の維持や商品の違う魅力を伝えるのに映像を切り替えるのが有効ですが、そもそも様々な角度から動画を撮っておかないと編集できません。
様々な角度から動画を撮っておいて、編集でつなげるようにしましょう。
また、できればどんな動画を作るか先に構成を考えて、映像の切り替えもいつ行うか組み込んでおくといいでしょう。
ポイント4:照明を工夫する
伝わる動画を作るポイント4つ目は、照明の調整です。
動画を撮影する際には、照明を調整し、どこに視聴者の視点を誘導したいのか明確にしましょう。
ー1.横からの照明の調整をする
照明を当てる際には、正面被写体にしてどの角度にするかで印象が変わります。
- センターライト:被写体の正面に照明を当てる。平坦なイメージを作る
- プレーンライト:被写体正面の週いずれか45度から当てる。立体感ができる
- サイドライト:形状がはっきりする
- リムライト:プレーンライトの後ろからの場合。半逆光の立体感ができる
- バックライト:後ろから照明をあてる。神々しい厳かな雰囲気ができる。
どの照明の角度で撮るかでイメージを伝えましょう。
ー2.縦からの照明を調整する
縦からの照明によっても印象が変わります。
- アイレベル:全体にまんべんなく当たるので平坦な感じになります。
- プレーンライト:被写体の斜めから当てるので立体感ができます。
- アンダーライト:下からとるので、不自然な証明となり、強調したい箇所に最適です。
- トップライト:立体感がないものを撮影するときでも視点をフォーカスできる。
どの照明の角度で撮るかでイメージを伝えましょう。
また、照明を当てる場合には、ホワイトバランスが整っているかを事前に確認しましょう。
iPhoneなら自動調整されます。
他の機材の場合は、A4の白い紙で白さがあっているか、黄ばんでないか確認しましょう。
2.撮影したらサクッと編集しよう!
動画を上記のポイントに従って撮影したら、次は編集です。
様々なシーンのカットを撮っても編集をしなければ伝わる動画は作れません。
ここでは編集を行う際に最低限気をつけたいポイントを紹介します。
とはいえ、動画編集に対して「編集って聞くと難しそうだな…」という方もいるかと思います。
しかし、最近ではスマホで簡単に動画編集できるアプリが出ていたり、動画編集をむしろ楽しく行うことが出来ます。
おすすめの動画編集アプリはこちらの記事で目的別に使えるアプリを紹介しているでぜひ参考にしてください。
【目的別】動画編集アプリ5選と撮影時のポイント4つを紹介(1)編集しすぎない
動画編集に慣れてくると、テロップやエフェクトをたくさん詰め込みたくなってしまいますが、内容が分かりにくくなるので注意してください。
目的があってエフェクトを入れるのはOKですが、遊び心で入れるとエフェクトが目立ち、内容が入ってこなくなってしまいます。
有名なYouTuberの動画を見ると、そんなにエフェクトを使っていることはありません。
あくまで話の内容にフォーカスできるように動画を編集しています。
自己満足の動画にならないように注意しましょう。
(2)テロップを入れる
テロップの挿入も、必要以上に入れないように注意しましょう。
洋画を見ていて字幕を追うのに必死になって内容が入ってこないということがありますが、話したこと全部をテロップにしては何が言いたいのか分かりません。
以下の2つのシチュエーションでテロップを入れるようにしましょう。
- 動画に迫力を付けインパクトを与えたいとき
- サイレントでの動画視聴が前提であるとき
ー1.動画に迫力を付けインパクトを与えたいとき
動画のワンシーンにインパクトを与えたいときはテロップを使うと良いです。
例えば、「そんなことあるんですか」「この商品の1番のポイントは○○です」など視聴者から特に興味を引きたいシーンで使うと良いでしょう。
また、テロップの色やフォントを怒りの時は赤、突っ込みの時は青など色を定めたり、サイズの調整を先にしておくと統一感のあるテロップになります。
ー2.サイレントでの動画視聴が前提であるとき
SNS用の動画や動画広告など、サイレント(無音)での動画視聴が前提となっている動画制作のケースもありますね。
サイレントが前提となっているなら、テロップを積極的に使うべきですが、セリフのすべてをテロップに起こすことは避けましょう。
あなたが話していることを要約してテロップにすることで情報が整理された動画になります。
3.動画撮影機材はiPhoneで十分
動画撮影のポイントと、動画編集で気をつけたい点を紹介しました。
これから動画を撮影するという方は、どんな機材を使えばいいのか悩むという方もいると思いますが、実は、多くの動画撮影では、iPhoneで画質や機能は十分です。
「どうしてもキレイな画質でかっこいい動画(PVや紹介動画等)」を撮りたいという場合や、「これから動画撮影をがっつりやっていきたい」なら撮影専用の機材の購入を考えてもいいかもしれません。
しかし、動画機材も一式そろえると数十万はしますので、まずはお試しで今持っているもので始めてみるというので良いと思います。
そこからさらに動画を取り入れていくということになったり、機材を買ってもそれを上回る利益が見込めるという場合には購入を検討してみると良いでしょう。
4.まとめ
この記事では、伝わる動画を撮影するためのポイントと、動画編集で気をつけたいポイントを紹介しました。
スマホの画質向上や簡単に使える編集アプリが増えてきて、気軽に動画を取り入れることができるようになってきていますが、大切なのは、動画で何かを伝えて実際に観た人に行動を促すということです。
見た人が行動に移せるような伝わる動画を作るには、押さえるべきポイントをしっかり押さえ、考えて動画制作を行う必要があります。
動画制作を楽しみながら行って、伝わる動画を作成しましょう!
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